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パガニーニに魅せられて!ヴァイオリンという相棒
「1000年に一度の天才」否
「不世出の天才」と呼ばれたヴァイオリンの魔術師ニコロ・パガニーニ。
彼の奏でる音色やテクニックは、誰も真似することが出来ず、「悪魔に魂を売ったかのような音楽」と評されていました。
そしてパガニーニの容姿。
眼光鋭く頬は痩け、手先の異様な長さのは、まるで悪魔メフィストを想起するに充分な出立ちでした。
その悪魔ニコロ・パガニーニの武器であり相棒が、ヴァイオリンという楽器です。
彼はヴァイオリンを片手に、誰も真似ができない自由で蠱惑的な音色を奏でたのです。
今回は、悪魔が惚れ込んだヴァイオリンという楽器の種類や価格、ヴァイオリンに欠かせない周辺備品、そしてニコロ・パガニーニについて、お伝えいたします。
パガニーニの超絶ヴァイオリン技術が作らした「ラ・カンパネラ」
「ラ・カンパネラ」は、ピアノの魔術師と呼ばれたリストが作ったピアノ曲です。
彼はパガニーニーの超絶ヴァイオリン技術を駆使した「ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.7、第3楽章 ラ・カンパネッラ(鐘のロンド)」をピアノ曲にアレンジしたのです。
リストがパガニーニの演奏を生で聞いた時に感銘を受け、パガニーニのような超絶技術をピアノで表現しようと決意したそうです。
そして出来上がった「ラ・カンパネラ」は、リストのピアノ曲の中でも最高難度を誇るピアノ曲です。
いかにパガニーニの技術と名声の高さが伺える逸話ではないでしょうか。
・ニコロ・パガニーニの悪魔的な最後
数々の音楽家に影響を与え、ホールを満員にするほどの才能溢れるパガニーニでしたが、私生活は破滅的であり、放蕩の毎日でした。
稼いだ金は、すぐに使ってしまうほどの贅沢三昧。
女性と酒に溺れる日々でした。
とうとう長年の贅沢が祟って、体を壊し、処方していた薬も水銀入りの薬で、ますます病状を悪化する結果となったのです。
体を蝕まれ、金もなくなったパガニーニの末路は、悲惨そのものでした。
ヴァイオリンの天才・パガニーニは、57歳で短すぎる生涯を閉じました。
当時、悪魔と信じられていたパガニーニの骸を、どの寺院も引き取ってもらえなかったとされています。
このパガニーニの生涯を、魅惑的かつ官能的、一抹の寂しさを表現した映画があります。
パガニーニに少し興味が沸いた人には、こちらの映画がオススメです。
ヴァイオリンの種類と価格帯
悪魔をも魅了したヴァイオリンですが、始めるにあたって、どのヴァイオリンが良いのか困ってしまう方も多いでしょう。
ヴァイオリンの価格は、ピンキリで、安いものとなると1万円ほどで購入可能です。
あまり安すぎるヴァイオリンは、作りが悪く、音程が合わなかったり、音色がおかしかったりと問題も多いのが実情です。
最近では、インターネットで購入する方法が主流ですが、ここでは、初心者でもきちんと使える品質のものをご紹介したいと思います。
ぜひご予算に合わせて参考にしてみてください。
・アコースティックヴァイオリン
一般的なヴァイオリンで、隣を気にしなければならないマンションやアパート、集合住宅などでなければ、クラッシクなヴァイオリンを持ちたいものです。
ここでは、おおよその価格帯と代表的なヴァイオリンをご紹介いたします。
・3万円〜5万円台
1:カルロジョルダーノ
お手頃価格の割には品質が比較的安定しているので、ヴァイオリンを始めるには最適なヴァイオリンと
いえるでしょう。
2:スズキアウトフィット
日本が誇るスズキヴァイオリンの入門モデル。
3:ニコロサンティ
葉加瀬太郎さんも紹介した今話題のヴァイオリン。
・6万円〜10万円台
1:EASTMAN VL80
アメリカのイーストマン社が企画した楽器。
2:Reghin
安価でヨーロッパの明るい響きが手に入るオススメの逸品。
・電子ヴァイオリン
周りを気にしてヴァイオリンを始めたくない方やアンプに繋いで大音量でヴァイオリンを楽しみたい方には、電子ヴァイオリンがオススメです。
オススメ1:カルロジョルダーノ EV-202
安定した品質で人気の電子ヴァイオリン。
オススメ2:ヤマハ サイレントバイオリン
自然な弾き心地を追求したヤマハの電子ヴァイオリン。
ヴァイオリンに必要なアイテム
ヴァイオリン本体があっても弾くことが出来ません。
ヴァイオリン演奏には、欠かせないアイテムをご紹介いたします。
代表的なアイテムをご紹介いたしますので、これさえあれば困ることがないでしょう。
・肩当て
セットで付いている場合もありますが、付いていなければ必ず買っておきましょう。
ヴァイオリン本体が安定しないので、マストで買わなければならないアイテムです。
・チューナー
ヴァイオリンはチューニングしなえれば良い音が出ない楽器です。
チューナーも外せないアイテムです。
・譜面台
姿勢が音に影響を与える楽器がヴァイオリンです。
楽譜を机に置いて弾くと、どうしても姿勢が悪くなり、クセになりますので、必ず譜面台は購入すべきアイテムです。
本体もそうですが、アイテムも異様に安い商品は避け、インターネットの商品説明を参考にしながら、お店で丁寧なアドバイスを受けた方が、結果、自分に適したヴァイオリンに会えることもあります。
ぜひインターネットやショップを両方利用しながら、自分なりの方法でヴァイオリン購入を検討して下さい。
まとめ:今日からニコロ・パガニーニのように!
ヴァイオリン本体は購入した。
アイテムも揃えた。
ニコロ・パガニーニのパッションは受け継いだ。
しかし楽器とパッションだけでは、上手になりません。
後は、練習あるのみなのですが、最初から教室に通うのは、恥ずかしさもあり、中々難しいものです。
購入はしたものの部屋のオブジェとなると、それこそニコロ・パガニーニのような悪魔的な散財となってしまいます。
そこで、自分の部屋でコッソリと練習するのに適した教材があります。
正しい弾き方を自宅で手軽に学べる方法なので、こちらもぜひ参考にしてみてください。