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「室町無頼」を観る前に!原作者・垣根涼介のオススメ歴史小説を語る

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歴史
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室町無頼がいよいよ上映される!

いよいよ「室町無頼」が映画で上映されます。

主演は大泉洋。

コメディからシリアスな演技まで幅広く演じれる俳優です。

彼の代表作といえば「探偵はバーにいる」ではないでしょうか。

ハードボイルドな作風にも関わらず彼が演じると、どこか柔らかくなるのが不思議なところです。

「室町無頼」に戻ると原作者は垣根涼介です。

垣根涼介という作家について、お伝えすると共にオススメの歴史小説について個人的な見解をお伝えします。

この記事で「室町無頼」のみならず垣根涼介の他の歴史小説も読みたいと思えてもらえれば幸いです。

昔は司馬遼太郎。

今は垣根涼介。

そんな小説家であるという個人的願望も踏まえて綴っていきます。

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「室町無頼」の原作者が知りたい!

「室町無頼」は、応仁の乱前に蓮田兵衛率いるアウトロー集団が大暴れする一大活劇です。

蓮田兵衛とは、室町時代に実在した武士階級で初めて一揆の首謀者となった人物とされています。

他にも同じく実在した骨皮道賢という人物なども登場します。

彼らがどのように活躍するのか。

これから映画「室町無頼」の上映が楽しみで仕方がありません。

原作者は先ほどお伝えした垣根涼介。

通常、歴史小説で盛り上がる時代といえば戦国時代か幕末と相場が決まっています。

そこを敢えて室町時代に焦点を充てているところに面白味を感じます。

垣根涼介とは

一体どのような作家で、

どのような作風なのか。

自分なりに解釈してお伝えします。

また垣根涼介の歴史小説で特に大好きな「信長の原理」をご紹介します。

垣根涼介の歴史小説や作風を知ることで

映画「室町無頼」の原作にも興味が湧くことでしょう。

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原作者は垣根涼介!どのような作家か!?

映画「室町無頼」の原作者は、垣根涼介です。

彼のプロフィールを簡単にご紹介すると

  • 2000年『午前三時のルースター』で大賞を受賞、その後『ワイルド・ソウル』、『君たちに明日はない』などで数々の大賞を獲得した作家。
  • ジャンルは幅広く、ミステリーから歴史小説まで
  • 影響を受けたのは司馬遼太郎(歴史を書く小説家なら当然かも)
  • 初めての時代小説は「光秀の定理(レンマ)」
  • どこかのインタビューで言っていたが歴史はそこまで詳しくないらしい

また、企業での勤務経験がある彼の視点は

組織とは?

仕組みとは?

について、独自の解釈を要した作品が多いのが特徴です。

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垣根涼介の歴史小説の傾向

垣根涼介の歴史小説の傾向として、独自の組織論や仕組み論が作風に取り込まれています。

垣根の現代小説にもみられる傾向ですが、特に歴史小説では顕著にその傾向がみられます。

例えば

「光秀の定理(レンマ)」ですが、「モンティーホール問題」がベースにあります。

「モンティーホール問題」とは

  • 挑戦者は三つのドアを一つ選ぶ
  • 司会者が三つのうちハズレを一つ開ける
  • 挑戦者は最初に選んだドアを変更した方が正解になるのかどうか

という問題です。

答えは変更したほうが確率が倍に増えるという数学の問題です。

「モンティーホール問題」の応用を、うまく歴史と絡ませているところに並の小説家ではないことが伺えます。

垣根涼介は、一風変わった趣向を歴史に取り入れ人物を深堀りしています。

そして、歴史上の人物選定も独特です。

悪童(アウトロー)を軸にして物語を進めていくことを得意としています。

例えば

「涅槃(ねはん)」の宇喜田直家。

そして

「室町無頼」の骨皮道賢や蓮田兵衛など。

アウトローこそが時代を創る。

あるいは

混沌とした時こそ、アウトローが必要だ。

そんな意味が込められているような小説は、時代小説としては、もの珍しいのかも知れません。

まとめると垣根涼介の歴史小説の傾向は

この横と縦の拡がりと奥行きが、垣根涼介小説の真骨頂ではないでしょうか。

オススメ歴史小説は「信長の原理」!

垣根涼介の歴史小説で、特にオススメしたいのが「信長の原理」です。

「信長の原理」は、「光秀の定理」の次に上梓された歴史小説です。

順番的には「光秀の定理」から読み進めていくことでスムーズに理解できますが、「信長の原理」から読まれても充分楽しめます。

自分自身、初めて垣根涼介の歴史小説を手にしたのが、この「信長の原理」です。

数多の織田信長を題材にした歴史小説はありますが、この織田信長像は新鮮そのものでした。

そして、織田信長の為人(ひととなり)がよく描写されています。

織田信長なら、この視点で考え、この視点から結論に至るのではと考えさせられます。

物語のキーポイントになるのが「パレートの法則」「働きアリの法則」

この法則を駆使したからこそ、柴田勝家や豊臣秀吉、明智光秀といった人材配置が抜群だったのかもと思わされます。

そして、その法則を駆使したからこそ

人は感情の生き物である

ということが欠落して、本能寺の変に至ったのかもという結論にいたります。

ここでも垣根小説の特徴であるアウトローが登場します。

それが、明智光秀です。

自分が思うに優れた歴史小説の条件とは

単純に歴史上の人物のプロフィールをなぞるだけではないこと。

そして、現代でも活用・応用できるものや失敗から何を学んだのかを知る方法があること

「信長の原理」は、この条件にフィットした秀逸な歴史小説であると敢えて強調したいのです。

「働きアリの法則」

確かに社会で働いていると感じることが多い法則です。

ぜひ、「信長の原理」をチェックしてください。

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オジサンこそ「室町無頼」を観る前に原作をチェックすべし!

映画「室町無頼」は、応仁の乱前夜を描いた冒険活劇です。

予告編などを観るとワクワクするような映像がてんこ盛りの映画となっており、今から上映が楽しみです。

また大泉洋がカッコイイ。

決して端正な顔立ちでもない彼がカッコ良くみえてしまうのが不思議なところです。

そんな魅力的な演者が集まった「室町無頼」の前段階として、原作をチェックしてみませんか。

そして、原作者である垣根涼介の他の歴史小説もチェックしてみては。

個人的なオススメは「信長の原理」です。

新しい解釈で歴史上の人物を描いていますので、歴史好きの方もそうでない方も楽しめる歴史小説になっています。

垣根涼介は、純粋な歴史小説家ではございません。

だからこそ、新鮮な視点で歴史上の人物を描けているのかと思います。

世間から忌み嫌われている悪童(アウトロー)が大活躍する垣根の歴史小説は、従来の歴史小説と一線を画した小説といっても過言ではないでしょう。

同じく世間から阻害されつつあるオジサンにこそ相応しい歴史小説だとも言い換えられます。

不透明な時代こそ、アウトローが輝いた時代でもある。

不透明な現代こそ、オジサンが輝く時代でもあるはず。

歴史小説の未来は冒頭にも述べたように

昔は司馬遼太郎。

今は垣根涼介。

今後の垣根涼介の活躍を願いながら、また素晴らしい歴史小説を読めることを楽しみにしています。

この記事が「室町無頼」の魅力や垣根歴史小説の魅力を知るキッカケになれば幸いです。

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