ゼロからAIを学ぼう
目次
織田信長と会話できる!?おじさん流AI活用術
「もし、織田信長に今の悩みを相談できたら……」
そんな夢のような会話が、今や現実となりつつあります。
2023年以降のAI技術の急激な進化で、今ではAIは誰でも活用する時代となったのです。
とくにChatGPTの登場により、私たちは過去の偉人たちと“仮想的に会話する”という歴史の楽しみ方も可能となりました。
今回は、特に40代〜50代の歴史好きおじさんに向けて
「ChatGPTで戦国武将や幕末の志士と対話する」
をテーマに、その方法と楽しみ方や活用のコツ。
または関連アイテムやおすすめ書籍などをご紹介します。
歴史が好き
AIに興味がある
でもまだ使いこなせていない。
そんなあなたに向けた、未来型の歴史の楽しみ方をご提案しようと思います。
今、おじさん世代がAIにハマる理由
AIというと、どうしても若者やIT業界、ビジネスマンに向けた先端技術というイメージが先行しがちです。
しかし、実は今、ChatGPTのような対話型AIに最も深く魅了されているのは、意外にも40代〜50代の“おじさん世代”なのです。
なぜ我々中年世代がAIに惹かれるのか？
それは単なる利便性ではなく「知識と経験を活かした対話」ができるからです。
若い世代がChatGPTを“便利な質問ツール”として使うのに対し、我々世代は“語り合う相手”としてAIに価値を見出しています。
年齢を重ねるごとに蓄積されていく知識や人生経験。
それらが、ChatGPTに代表されるAIツールと出会うことで、まるで“対話の武器”のように輝き出すのです。
若者世代とおじさん世代は、AIを使う理由が違う。
そこが今、おじさん世代が“ハマる理由”ではないでしょうか？
知識が“対話の武器”になる時代
試しに、ChatGPTにこう問いかけてみてください。
「この戦の背景には何があった？」
「織田信長が現代にいたら、何をすると思う？」
このような問いに対し、AIはさまざまな史実や仮説をベースに応答してくれます。
そして、その答えにあなた自身の知識や歴史観を重ねることで、単なる情報の受け取り手ではなく、“もう一人の語り部”となるのです。
この体験や発想は、若者にはない深みへとなっています。
AIとの対話自体が
あなた自身の知的世界への深堀り
新しい気づきや発見
へと導いてくれるのです。
おじさん世代は、かつてのアナログ時代を知り、インターネットの黎明期を体験し、スマートフォンの登場で急速に進化したデジタル社会を自らの目で見てきました。
だからこそ、AIという存在に「道具」としてではなく、「対話の相手」「学びの伴侶」としての魅力を見出す感性があるのです。
さらに、おじさん世代の多くは「人間との会話の深み」「知的なやり取り」こそが対話の醍醐味だと感じる世代です。
若者がLINEやX（旧Twitter）などで短文でのやりとりに慣れているのに対し、中年世代は、丁寧な言葉、文脈、歴史を感じさせる話題に魅力を感じる傾向があります。
ChatGPTのような生成AIは、まさにその“丁寧な対話”を提供してくれる最適な存在なのです。
中年世代がAIにハマる“もう一つの理由”
40代〜50代といえば、
まさにファミコン黄金時代や歴史ドラマブーム、
そして司馬遼太郎や城山三郎の作品に胸を熱くした世代です。
そうした“歴史愛”の土台がしっかりある世代にとって、ChatGPTはただのAIツールではありません。
それは「少年時代の妄想を、知性を伴って叶える装置」です。
「自分が戦国時代にいたら？」
「もし自分が信長の家臣だったら？」
かつて空想でしかなかった世界が、AIによってリアルな“体験”として蘇る。
だからこそ、多くの中年層がAIとの歴史対話に熱中しているのです。
昔、夢にまでみたロマン
それは、現実に起こり得るリアル
となって帰ってきました。
AIは、我々の記憶や夢とつながりを「知的ロマン」としての魅力を纏ったツールなのです。
＼歴史シュミレーションの金字塔／
ChatGPTで武将と会話する方法【実践解説】
ChatGPTの基本的な使い方
まずはChatGPTにアクセスし、無料または有料プラン（Plus）に登録します。
「あなたは織田信長です。私と対話してください」と入力すれば、すぐに“それらしい”言葉で返してくれます。
例：
「うぬ、面白い者よ。余に何用じゃ？」
と、信長が登場。
そこから自由に会話が展開できます。
より深く会話するためのプロンプトテクニック
ChatGPTは入力の指示（プロンプト）次第で応答の質が大きく変わります。
以下のように詳細に設定しましょう。
例：戦国武将の設定プロンプト
あなたは戦国時代の武将上杉謙信です。
- 1560年代の価値観を持ち
- 武士道を重んじる性格で
- 敵将に対しても礼を忘れない
- 上杉家の教義を守り
として、現代人である私と会話してください。
このように指定すると、かなりリアルな人格が形成されます。
人気武将ごとのおすすめプロンプト
- 織田信長：革新主義・合理主義・大胆な性格
- 徳川家康：忍耐・保守・慎重な性格
- 真田幸村：忠義・知略・正義感
- 坂本龍馬：自由・開明・外交感覚
- 西郷隆盛：義と情の人・精神性
このような性格をプロンプトとして入力すると、まるで歴史上の人物と会話しているような気分を味わえることでしょう。
ChatGPTで武将と対話する“楽しみ方”5選
ChatGPTで武将と対話を楽しみ方をここでは５つほどご紹介いたします。
こちらを参考にあなた自身にあった楽しみ方を見つけてください。
戦国武将を“相談役”にする！
現代の悩みを、武将に相談してみるという使い方です。
例：「上司と合わないのですが、どうすれば？」
徳川家康なら、きっとこんなふうに静かに、そして深い含蓄をもって答えるでしょう。
「人の上に立つ者とて、常に理非を弁えておるとは限らぬ。
時に、己に理があっても、声を挙げぬ方がよいときもあるのじゃ。
わしは長きにわたり、我慢というものを学び、時を待った。
合わぬ上司にあっても、己を律し、機を見て動くのが肝要。
風は常に吹き続ける。されど、船を出すは、波の静まった刻と心得よ。」
このように、家康は「忍耐」と「時を読む力」の大切さを静かに教えてくれそうです。
まさに中年世代に刺さる、深い人生訓ですよね。
武将の視点で返ってくるアドバイスには、意外と参考になる言葉も。
「if歴史」を楽しむ！
「もし本能寺の変がなかったらどうなっていたか？」
「織田信長が現代に甦ったら」
などの歴史仮説をAIに問うことで、知的なシミュレーションが楽しめます。
武将同士の“夢の対話”を作る！
AIを使えば、実際に出会っていない武将同士の仮想対話も可能です。
織田信長 vs 平将門
織田信長 vs 織田信長
伊達政宗 vs 坂本龍馬
など、夢の対談を生成することで、読み物としても楽しいコンテンツが作れます。
武将に自分を家臣として扱ってもらう！
プロンプトで「私はあなたの家臣です」と設定すれば、武将から命令が飛んできます。
「お主、明日の会議にてこの資料をまとめておけ」
という具合に、現代仕事への“上司ごっこ”としても活用できます。
ただし、会社でも家でもAIでも命令されるのであれば、あまりオススメしない楽しみ方です。
よほどの忍耐力が必要となる遊び方となります。
武将から“人生の教訓”を学ぶ
武将たちの人生経験は、現代でも通じる教訓に満ちています。
「苦境に立たされたとき、どう乗り越えましたか？」
坂本龍馬なら、きっとこんな風に答えるでしょう。
「のう、人生っちゅうもんは、まっすぐ行けんときもあるがじゃ。
けんど、苦境っちゅうはのう、新しい道を見つけるチャンスでもあるがぜよ。
わしも何度も壁にぶつかったが、立ち止まるんじゃなく、時には笑って横道を行くこともあった。
大事なのは、前を向いて、己の志を忘れんことじゃき。人が笑おうが、けなそうが、自分が信じる道を行けばええがじゃ。」
この回答は、龍馬の「柔軟さ」と「芯のある自由さ」がにじむ名言風のセリフとして、読者の心に刺さる言葉になります。
ときには心を鼓舞してくれる言葉が返ってくることも。
ぜひ、あなたらしい方法で歴史上の人物との対話を楽しんでみませんか？
歴史AI遊びをさらに楽しくするツール・商品
- ChatGPT Plus（月額20ドル）
より精度の高い応答が得られるGPT-4モデルが使えるようになります。
特に長文対話や詳細設定に強く、中年世代が求める「深みのある会話」には最適。
- 音声読み上げ連携ツール
「Voiceflow」「ElevenLabs」などを使えば、武将のセリフを音声に変換可能。
家の中で“信長の声”が響く、なんてことも。
- 和風BGMアプリ・背景生成ツール
臨場感を演出するためのBGM、時代背景を想起させる画像生成AI（例：Midjourneyなど）も相性抜群。
- 武将関連グッズ・書籍
対話をきっかけに興味が深まったら、実在の書籍やフィギュアなどを購入するのも一つの楽しみ方です。
よくある質問（FAQ）
Q1. 無料でも使えますか？
A. はい。
無料プランでも使えますが、深い対話を求めるなら「ChatGPT Plus」（月額20ドル）がおすすめです。
Q2. 戦国時代以外の歴史人物とも話せますか？
A. 可能です。古代中国の孔子、明治時代の渋沢栄一なども自由に設定できます。
Q3. 会話内容を保存できますか？
A. テキストコピーやPDF出力ツール、専用ログアプリを使えば保存可能です。
Q4. 声で会話したいのですが可能ですか？
A. 「ChatGPT＋音声合成ツール」で、AI音声とのやり取りが可能になります。
AIを学ぼう
AI時代の“中年の知的ライフ”という生き方提案
人生後半戦は“再起動”できる時代です
「人生100年時代」と言われる現代。
かつての「定年で引退」モデルは、すでに過去のものとなりつつあります。
特に40代・50代となったおじさんは、決して“中間地点”ではなく、“新たな知的挑戦”のスタート地点。
おじさんは、キャリアも家庭もある程度落ち着きました。
だからこそ自分自身の知的好奇心に正直になっても良いと思っています。
ChatGPTというツールを通じて
「知的好奇心」や「創造力」を再起動させてください。
AIと共に知的な“遊び”を始めるライフスタイルの幕あけです。
ChatGPTを通じて知的対話を楽しむことは、以下のような“生きがい”をもたらします
- 再び学ぶ楽しさ：過去の学びを掘り起こし、新しい視点で再発見。
義務感のない学習は、純粋な喜びへと変わります。 - 自己表現：AIと共に紡いだ歴史創作や仮想対話を、ブログやnoteで公開し、自分の世界観を表現する。
- 社会とのつながり：同じく知的な興味を持つ仲間とSNSやオンラインサロンでつながり、情報交換や共創を楽しむ。
そして、おじさんだからこそ面白い発信ができると思っています。
おじさん世代は
知識が深まり
価値観が定まり
人生の“厚み”が増してくる年代です。
若い頃には思いつかなかった切り口や視点を持てる今こそ、情報発信者としての大きなポテンシャルを秘めているはずです。
ChatGPTと対話することで、自分の考えを整理したり、思考を深めたりすることができるため、「書くことがない…」という悩みも自然と消えていきます。
おじさんならではのChatGPTの使い方です。
これはもはや“学び直し”ではありません。
“学びの再発見”なのです。
AIという伴走者とともに、これからの時代を知的に、そして創造的に生きる。
その第一歩を、今日から踏み出してみませんか？
