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なぜ?九州戦国武将がドラマにならない3つの理由とは!

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歴史
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九州戦国武将はツブ揃い!

九州の戦国武将ほど、優秀な武将はいません。

島津4兄弟。

大友宗麟。

立花道雪。

高橋紹運。

鍋島直茂。

そして立花宗茂。

天下でも武名・知略で知られた戦国時代の猛者たちです。

そうです。

九州はツワモノ揃いが集う宴な場所なのです。

しかし、ドラマで取り上げられることがほとんどないのも事実です。

なぜ九州の武将は、ドラマにならないのでしょうか。

今回は、九州の武将がドラマにならないと思う3つの理由を掘り下げていこうと思います。

特に九州の魅力的な武将が好きでたまらない方に読んで欲しい記事となっています。

一緒に考察していただけたら幸いです。

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ドラマにならない3つの理由とは!

九州戦国武将はツブ揃いです。

しかし、ドラマにならない。

答えは簡単です。

マイナーだからです。

なるほど歴史好き・戦国時代好きあるいは戦国ゲーム好きの間では超有名な武将ばかりです。

ただ残念ながら世間から見たら

「誰それ?」

なのです。

では、なぜマイナーなのでしょう。

九州戦国武将がマイナーな理由とドラマにならない理由を自分なりに3つ挙げてみました。

それは

  • 前半生の曖昧さ
  • 豪華キャストの出演回数
  • 夫婦・家族との関係性

かと思います。

では、次にそれぞれの理由を詳しく説明いたします。

❶前半生の曖昧さ

幼少期や青年期、氏素性がよく分からないこと。

この前半生の曖昧さは、実は創作の余地があってドラマにしやすい重要な要素なのです。

その人物がどのような環境で、どのように育ったからこそ、偉業を達成したといったドラマが生まれるのです。

例えば

豊臣秀吉や明智光秀。

彼らの前半生は、謎に包まれています。

当時の資料にもない彼らの前半生をいかに魅力的に演出するのか。

脚本家や演出家、監督の腕の見せどころです。

ドラマは創造力の産物であるので、前半生の曖昧さは無いよりも有った方が良いのです。

その観点から言うと

九州戦国武将は比較的、氏素性や育った環境がハッキリしており、ドラマとしての盛り上がりに欠けてしまう。

特に前半生はドラマの導入部分になるので、インパクトが欲しいのが本音でしょう。

もし九州戦国武将の前半生の曖昧さの創作性が富めば、ドラマとして充分起用されるのではと思われます。

❷豪華キャストの出演回数

織田信長。

豊臣秀吉。

徳川家康。

あるいは武田信玄や上杉謙信。

世間一般に知られている彼らのような武将が脇を固めていれば、ドラマとしての醍醐味が増すはず。

ドラマは視聴率で人気を測られます。

超有名な武将の出演回数いかんにより見る方が増えると考えてもおかしくありません。

ストーリーの中で彼らの出番がなければ大衆は見向きもしない。

九州の戦国武将は、世間から知られている武将との接点が少ないことがドラマになりにくく、マイナーである所以でもあります。

❸夫婦・家族のストーリー性

ドラマを盛り上げるには、夫婦や家族との絆や恋愛要素が欠かせません。

夫婦になるまでの過程や夫婦となった時の絆や繋がり。

はたまた親子の愛憎劇など。

単なる歴史史実だけではなく、このような関係性がなければエンターテイメントとして楽しくないのです。

この関係性を上手く演出するには、前半生の曖昧さや豪華なキャストが絡むことで、よりドラマとしての完成度が高まります。

九州戦国武将が、このパーツを演出できればドラマとなり得るのではと思えます。

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ドラマ化候補なら立花宗茂ぐらいか。。。

先ほどの理由を踏まえると

明智光秀や黒田官兵衛、真田幸村。

あるいは山本勘助や地方で言えば長宗我部元親などもドラマ的です。

彼らは前半生が曖昧であり、世間で知られている武将との絡み、そして夫婦や家族のストーリーがあります。

つまり、史実から離れず創作できる人物という点。

そして脇を固める豪華キャストの豊富さの点。

両方の利点により視聴率が取れるのどはと予想できるのです。

では、九州で当てはまる武将は、いないのでしょうか。

1人思い当たる人物として立花宗茂がいます。

ここで立花宗茂が3つの理由に当てはまるかどうかについて、ご説明します。

\長宗我部元親の記事/

\最強島津軍の記事/

立花宗茂が当てはまるかどうか

立花宗茂が3つの理由に当てはまるかどうかについて順番にご説明しようと思います。

立花宗茂は知れば知るほど魅力的な武将ですが、ここでは当てはまる部分とドラマ化に向けての懸念点などをまとめました。

ぜひ参考にしてください。

前半生の曖昧さ

立花宗茂は戦国でも1、2位を争う最強の武将です。

実父は高橋紹運。

養父は立花道雪。

いずれも当時の九州で知らない者はいないほどの武将です。

親子共々、長らく大友家に仕えた重臣です。

大友家といえば大友宗麟。

大友宗麟の時代に大友家は最盛期を迎えました。

彼を支えたのが高橋紹運、立花道雪、そして立花宗茂です。

残念ながら前半生の大半を大友家に従事し、曖昧な部分は少ない立花宗茂。

しかし合戦での働きは秀逸であり、まさに武神そのものと言っても過言ではありません。

両父親の薫陶を受け、元々の素養も加わった立花宗茂。

豊臣秀吉に

「西の本多(本多忠勝)、東の立花(立花宗茂)」

と言わしめるほどの武将なのです。

まとめとして

  • 親が超有名で英才教育を受けた
  • 幼少期からエリートだった
  • 幼い時は実年齢よりも老けてみられた(大人な雰囲気。。。)
  • 青年期は大友家で大活躍
  • 前半生のミステリアスさは皆無

ドラマ構成上、前半生の盛り上がりが欠けてしまうのが難点といったところでしょうか。

豪華キャストの出演回数

立花宗茂は、豊臣秀吉の九州征伐辺りから豊臣家に仕えます。

朝鮮出兵での武功により、大名にまで登り詰めた武将でもあります。

その後、関ヶ原の戦いや大阪の陣で大活躍します。

徳川幕藩体制では、有力大名としての地位を確立し、幕末まで存続した名家となりました。

周りを飾るのは、豊臣秀吉や石田三成、はたまた徳川家康と豪華なキャストが脇を飾ります。

関ヶ原の戦いでは、秀吉に恩義を感じていた宗茂は、迷わず西軍に従軍します。

西軍敗北後、領地を没収され流浪の民となった立花宗茂でしたが、過去の実績や人望により徳川家康に臣従。

大阪の陣での活躍により旧領を奪取します。

関ヶ原の戦いで旧領を没収された大名は数多くいますが、旧領を奪取した大名は立花宗茂のみなのです。

いかに戦国武将としての器量があったのかを物語る話ではないでしょうか。

まとめとして

  • 豊臣秀吉や徳川家康などの名だたる武将との接点がある
  • 関ヶ原の戦いや大阪の陣などの有名な戦いでも大活躍している
  • 旧領を没収し、再び奪取したストーリーがある
  • 人生の後半生にギュッと詰まったドラマになってしまう可能性がある
  • 前半生にいかに飽きさせないドラマとするのがキーポイント

ドラマとしての盛り上がりは充分ある武将なので、前半生をいかに魅力的にするのかが腕の見せどころでしょう。

夫婦・家族のストーリー性

立花宗茂の父親は、前述した高橋紹運と立花道雪です。

宗茂の器量に惚れ込んだ道雪は、ぜひにと立花家に迎え入れた経緯があります。

紹運も息子の才能が分かっていたので、なかなか首を縦にふらなかったそうな。

2人の父親に厳しくも温かく教育された立花宗茂。

父親の期待に応えて戦場では鬼神の働きをします。

親子関係は良好そのものです。

ちなみに立花道雪、息子宗茂の教育には厳しい教育パパでしたが部下には、褒めて伸ばす寛容な上司だったそうです。

一方、夫婦仲ですが不仲であったというのが通説。

宗茂の妻は、道雪の娘である立花誾千代(ぎんちよ)という女性です。

誾千代は、7歳で家督を譲られ、女城主となったことが一級資料で確認されています。

武勇に秀でた女傑。

それが立花誾千代です。

真面目でプライドが高く武に秀でている女性であったらしく、宗茂とは最初から別居が続いたそうです。

ただし、不仲であったとされる資料はなく、世間の憶測に過ぎないのかも知れません。

夫婦の形は様々ですので、現代では違和感がなくとも、戦国時代では違和感があったのかも知れません。

一概に夫婦仲が悪かったとも思えません。

まとめとして

  • 実父、養父ともども親子関係は良好であった
  • 数々の武勇に恵まれたのも両父の教育の賜物
  • 養父である立花道雪は鬼の教育パパであった
  • 宗茂の才能に惚れ込んだ道雪が、高橋紹運に頼み込んで養子として迎え入れた
  • 夫婦仲は悪かったのが通説
  • 嫁である立花誾千代は、相当強かった

ドラマ化に向けては、夫婦仲の悪さが懸念点ですが、仲が悪かったとする資料もないので、創作の余地はありそうです。

ドラマには、恋愛要素があった方が盛り上がるので、いかに組み入れるかがキーポイントになるでしょう。

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九州戦国武将ドラマにすると面白いはず!

九州戦国武将がドラマにならない理由を説明しました。

ドラマにならない理由とは

  • 前半生の曖昧さ
  • 豪華キャストの出演回数
  • 夫婦・家族との関係性

しかし、九州戦国武将の魅力を知ってもらうことで充分ドラマ化できる戦国武将もいるのは事実です。

その候補として、立花宗茂を取りあげました。

他にも九州戦国武将はツブ揃いの武将ばかりです。

また世間一般には知られていない武将でもヒットしたドラマはたくさんあります。

例えば

北条義時などは、良い例でしょう。

しかし脇を飾る源頼朝や源義経の存在があったからこそというのも否めません。

そして恋愛要素もあって、かなりヒットしたドラマとなりました。

世間で知られた人物をどのように絡ませるか。

恋愛要素をどのように取り入れるか。

これらをクリアすれば、必ず九州戦国武将もドラマとなることでしょう。

まずは立花宗茂のドラマが観てみたい。

切に願う今日この頃です。

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